株式会社アースリンクネットワーク 代表取締役

上原 正吉MASAYOSHI UEHARA — ENGINEER & FOUNDER

小学生の BASIC から、AIエージェントの実装まで。手を動かし続ける。

小学2年で NEC PC-6601 の BASIC に触れて以来、ホスティング事業を興し、モバイルへ全面転換し、大規模システムを最適化し、いまは AI エージェントを実装する ── 時代が変わるたびに主要な技術へ乗り換えながら、設計から実装、運用までを現場で担ってきた技術者です。

上原 正吉
25年+
ハンズオンで実装・設計・運用
2000
創業し、いまもコードを書く
3
クラウド (AWS/Azure/GCP)
レイヤー
インフラ〜クラウド〜AI
Journey

歩み ── ハンズオンで、全レイヤー

最初にコンピュータに触れたのは小学2年、いまから40年ほど前になります。以来、ホスティング、モバイル、クラウド、そして AI へ ── 時代が変わるたびに主要な技術を乗り換えてきましたが、一度も現場は離れませんでした。ここからは、私自身の言葉で振り返ります。

1980s
原点 ── BASICで、コンピュータと出会う

最初のパソコンは、親が買ってきた NEC PC-6601 でした。当時はまだ「OSを立ち上げる」という感覚すらなく、電源を入れると BASIC が起動して、画面はプログラムの入力を待っている ── 何かをさせたければ、自分でコードを書くしかありませんでした。10行目から一行ずつ命令を綴り、思ったとおりに画面が動く。その手応えが、すべての出発点です。

1980s–90s
FM TOWNS、そして自作PCへ

次に手にしたのは、CD-ROM をいち早く積んだ富士通の FM TOWNS。やがてパーツを一つずつ選んで自分でパソコンを組むようになります。どの部品が何を担い、どこがボトルネックになるのかを手を動かして理解した ── ハードウェアを内側から知るこの感覚が、のちにサーバやネットワークを設計する土台になりました。

〜1998
米国留学 ── ITマネジメントを学ぶ

アメリカへ渡り、大学で IT マネジメントを専攻。技術そのものだけでなく、それを事業としてどう組み立て、どう回すか。作る力と、経営として成り立たせる力 ── その両方を早い段階で自分の軸に据えられたことが、のちの起業につながりました。

2000
米国での起業 ── 一台ずつ、手売りから

最初の起業はアメリカでした。日本語と英語のどちらの環境も使える自作パソコンを一台ずつ組み、販売から導入後のサポートまで引き受けました。OS・ネットワーク・サーバ、そして利用者が本当に困っていることまでを一続きの問題として見る視点が、ここで身につきます。これが株式会社アースリンクネットワークの出発点です。

2000s
Linux/Windows ホスティング ── 基盤を提供する側へ

個々のパソコンを支援する仕事から、サービスを支える基盤そのものを提供する仕事へ。まず Linux のホスティング事業を立ち上げ、続いて日本でも早い時期に Windows ホスティングにも取り組み、マイクロソフトからも事例として紹介されました。落とせない・遅くできない緊張感の中で、可用性と運用を身体で覚えた時期です。

2000s
ColdFusion と、専用サーバー

当時 Adobe でも Macromedia でもなく Allaire の製品だった ColdFusion を載せたレンタルサーバーを国内でも早い時期に用意し、専用サーバー事業へも広げました。用途ごとに最適な構成を設計するこの経験が、このあとの受託・コンサルティングの下地になりました。

2000s
受託開発、そしてコンサルティングへ

「この仕組みそのものを作ってほしい」という相談が増え、システムの受託開発へ。さらに、どの技術を選ぶか・どこにリスクがあるか・どう作れば長く使えるか ── 作る前の判断を支えるコンサルティングへと広がります。「作る人」から「作り方を決める人」へ、役割が一段変わりました。

2000s
C#/ASP.NET、そして執筆

C# 2.0 から入り ASP.NET、C# 3.0 へ。同時に All About で C# の連載を持ち、初学者がつまずくところを言葉にしました。「作る」と「教える」を並行させるスタイルは、このころに形になっています。

2000s
Microsoft/Cisco パートナー

マイクロソフトとシスコのパートナー認定を継続。とくにシスコのシルバーパートナーは当時 国内に19社ほどしかなく、NEC や NTT といった大手が名を連ねるなか、有限会社として入っていたのは自社だけでした。規模ではなく技術と実績で評価される ── その手応えが、いまも自分の手で技術に踏み込み続ける支えです。

2009〜
iPhoneへ全面転換 ── Objective-C

iPhone が普及し始めた頃、モバイルが次の中心になると見て開発の軸を一気に移しました。Swift 以前の Objective-C でアプリを書き、社内の Windows PC をすべて Mac へ入れ替える。「見極めたら、思い切って全部を寄せる」やり方は、いまの AI への向き合い方にもそのまま重なります。

2010s
Android、開発スクール、そしてUnity

Android にも踏み込み、両方を教える開発スクールも運営。ゲーム業界が伸び PHP の仕組みがスマホへ移る時代に、一気通貫に作れる Unity へ。2.0 の頃から触っていた経験を買われ、各社で導入支援から CI/CD の自動化まで、現場に入り込みました。

2010s
Docker/Kubernetes と、プレビュー環境の先駆け

Kubernetes が広まる前から Docker を軸にした仕組みを構築。フィーチャーブランチを push すると専用環境が自動で立ち上がり、branch.example.com の個別サブドメインで検証できる ── 一人ひとりが干渉されない実行環境を持てる、いまで言うプレビュー環境を、まだ一般的でない時期に各社へ持ち込みました。

2010s
React、開発標準、人材育成

jQuery 全盛期に次は React と読み、10年以上前から軸足を移す。実装だけでなく、チームが同じ品質で書ける開発標準づくりと新人教育の設計も担いました。判断の一部を仕組みへ預けるこの発想は、のちに AI と組み、どこまで任せるかを線引きする考え方につながっています。

2010s
数千万規模、スパイク型の負荷へ

得意は大規模システムの効率化。何千万人という会員を抱えるシステムはもちろん、ゲーム業界に多い「昼休みに一気に跳ね、終わると落ち、終業後にまた跳ねる」スパイク型トラフィックに対し、平均値では破綻しない ── ピークに合わせつつ無駄なく縮む最適なネットワーク構成を設計してきました。

一貫して
デザインも、自社プロダクトも

どの時代も、作るものを人任せにしませんでした。創業当初から自社サイトを細部までデザインし、いま公開するプロダクトやウェブサイトも見た目から中身まで自分の手によるもの。QuickRec(通話録音の一元管理)、Heartmap(視線可視化)、WinManager(レンタルサーバー事業者向け管理・課金)など、自社プロダクトも作り続けてきました。

2023〜
AIを「ビッグバン」と捉える ── そして18プロダクトへ

ChatGPT の頃から AI に触れ、Claude Code のようなエージェントコーディングの登場に「インターネット・iPhone 以来の、より大きなビッグバン」を確信。多くの人がまだ様子を見ている段階で開発へ舵を切りました。これまで積み上げた全部を土台に、現在18本のプロダクト群と、その中核であるマルチAIワークスペース Prompt Flow Studio を、日本を含む世界各国で正式に公開しています。

Expertise

領域を越えて、端から端まで

設計だけ、コードだけ、では終わりません。要件定義から実装、インフラ、運用、そして品質保証まで ── 領域を越えて、自ら検証し、実装できる。それが上原の仕事の仕方です。

🧩

フルスタック実装

フロント(React/TypeScript)からバックエンド(C#/.NET/Python/Node)、モバイル(Swift/Unity)まで。モダンもレガシーも横断。

☁️

クラウド / インフラ構築

サーバ・ネットワーク設計から、AWS/Azure/GCP、Docker/k8s、IaC まで一気通貫で組む。

🤖

AI / 自動化の実装

複数LLMの活用、エージェント設計、RAG、品質ゲート ── 実務のワークフローにAIを組み込む。

性能 / スケール

高負荷サイトの負荷分散、DB設計・最適化、クラウドコスト最適化 ── 動くだけでなく、耐えるものを。

📐

アーキテクチャ / PM

要件定義・基本設計・DB設計から、PMP/CMMI に基づく大規模基幹の統制・品質管理まで。

🧭

チーム / 育成

研修・ファシリテーション設計。技術だけでなく、チームの力を引き出す仕組みも作る。

Selected Work

主な実績

// 自社プロダクト

  • Prompt Flow Studio(2026)複数AIを1画面で使うマルチAIワークスペース。世界各国で正式公開
  • QuickRec通話を録音・記録し、メール/FAX と一元管理。展示会出展・プレスリリース・特許取得
  • HeartmapWebカメラで視線を探知し、画面のどこを見ているかを可視化
  • WinManagerレンタルサーバー事業者向けの一元管理・課金システム
  • MailEnable / Acunetix総販売代理店として国内展開・ローカライズ・サポート

// 受託 / コンサルティング

  • AI実務ツール(2024–2025)PRレビュー自動化・クラウドコスト自動通知・会議自動要約を実装
  • 大手保険・ガス会社基幹システムのリプレイスをコンサルティング
  • 大手チケット販売サイト高負荷サイトの負荷分散をコンサルティング(設計支援)
  • クラウド最適化コスト・構成の最適化コンサルティング
  • CMMI / ISO・ISMSシステム効率化、認証取得の支援
Certifications

資格・認定 ── 学びを、現場の判断力へ

扱う領域を広げるたびに、現場で得た知識を体系化するため、資格・認定の取得を続けてきました。肩書きとして並べることが目的ではなく、異なる専門領域の人と共通の言葉で話し、判断の根拠を説明し、プロジェクトを前へ進めるための土台として活用しています。

技術・クラウド

ネットワーク・データベース・アプリケーションに閉じず、システムを構成する技術を横断して学んできました。資格の領域は、実際に担当してきた仕事の広がりと重なっています。

MCSE: Cloud Platform and InfrastructureMCSA: Cloud PlatformArchitecting Microsoft Azure SolutionsDeveloping Microsoft Azure SolutionsProgramming in C#Google Cloud 認定 BigQueryオラクル認定技術者 ORACLE SilverCisco CCNA/CCDAUML Bronze

プロジェクトマネジメント・情報保護

正しく実装するだけでは完成しません。目的・予算・品質・リスクを管理し、合意をつくって運用へつなげる ── そのため技術資格に加え、プロジェクトマネジメントと個人情報保護も体系的に学びました。

PMPJPCA認定プライバシーコンサルタント(CPC)JPPA認定個人情報保護責任者(CPO)JPCC認定プライバシーコンプライアンスプロフェッショナル(CPCP)

人・学習・ファシリテーション

人がどう理解し、学び、行動へ移すのか ── それを学ぶために、NLP・セラピー・マインドマップの領域でも資格を取得。セミナーや企業研修、新人教育、チームのファシリテーションに生かしています。

NLP アソシエイトトレーナーNLP マスタープラクティショナーマインドマップ アドバンス・プラクティショナーヒプノ赤ちゃん認定プラクティショナーヒプノ未妊セラピーFAJ 正会員(ファシリテーション)セミナー・企業研修の設計と講師新人教育・技術教育

実務での役割 ── 個人の力を、組織の成果へ

技術や計画が正しくても、それだけでチームは動きません。資格とは別に、実務で担ってきた役割です。

PMO(プロジェクト運営)スクラムマスター(チーム支援)CMMI(プロセス改善)

技術を知ること、事業を進めること、人と組織を動かすこと。この三つを切り離さずに扱うために、資格で学んだ体系と、現場で積み重ねた経験の両方を大切にしています。

Philosophy

作れるから、任せられる

技術のあらゆる層を自分の手で扱ってきたからこそ、どこを AI に任せ、どこを人が判断すべきかが見えます。その線引きを、自社で実践しています。

01

作れるものは、自分で作る

必要な道具は外に頼まず自分で書く。だから中身が分かり、AIに任せる範囲も正確に引ける。

02

AIに実務を、人は判断を

叩き台はAIが作れる。でも最後に通すかを決めるのは人間。判断こそが中核の仕事になる。

03

品質は、仕組みで守る

証拠が無い限り「完了」と言わせない品質ゲートを自作し、繰り返す判断は手順に落とす。注意ではなく仕組みで。

代表者紹介 — 上原 正吉