上原正吉(EarthLink Network Co., Ltd.)。Claude Codeを開発の主体に据え、20を超えるプロダクトを1人で同時に開発・運用しています。これは、その現場の実測記です。

Claude Code を Pro か Max で契約している方は、cloud session 専用のクレジットを無料で受け取れます。Max は $250、Pro は $100 で、一回限りです。
申請は claude.ai の設定画面(左下のユーザー名 → Settings → Usage)に出ている「Claim credit」から、数分で終わります。ヘルプページには「自動で付与されるアカウントもある」とありますが、付いていなければ申請しない限り受け取れません。まず Usage 画面を確かめて、申請だけ済ませておくのがおすすめです。
この記事は、期限が切れる前にクレジットを受け取ってもらうことを目的に、先に書き上げました。そのため、受け取り方を中心にまとめています。cloud session の詳しい使い方は、別の記事で改めて紹介します。
この後の記事では、cloud session にどういう仕事をさせると、どれくらいのクレジットが使われるのか、クレジット使用量の実測値を載せていくつもりです。どういう仕事をするとどうなるのか、具体的な使い方やコストもまとめます。
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cloud session は、Claude Code を自分のパソコンではなく、Anthropic が管理するクラウド上の仮想マシンで動かす仕組みです。
いつもの Claude Code は、手元のパソコンの中でファイルを読み書きします。cloud session では、GitHub のリポジトリをクラウド側に複製(clone)して、専用のブランチで作業し、終わったらプルリクエスト(変更の取り込み依頼)として返してきます。
便利なのは、パソコンを閉じても作業が止まらないことです。長いリファクタリングを頼んで、そのまま移動したり寝たりしても、戻ってきたらプルリクエストができています。進み具合はブラウザやスマートフォンの Claude アプリからも見られます。
2026年9月23日、この cloud session が試験提供(research preview)から正式提供になりました。同じ日に、今回のクレジットのキャンペーンも始まりました。
私は Claude Code を Max (20x) で使っています。claude.ai の設定にある Usage 画面を開くと、上部に「$250 のボーナスクレジットを受け取れる」というバナーが出ていました。

同じ画面には、今週の利用上限に対して「このペースだと、次のリセット前に今夜使い切る」という警告も出ていました。Max でも、重く使うと週の上限に当たります。
ここで効いてくるのが今回のクレジットです。バナーの文言は「on top of your plan limits」、つまりプランの利用上限とは別に上乗せされる枠です。cloud session を動かしている間は、まずこのクレジットから使われます。使い切るか期限が来ると、通常のプランの枠に戻ります。ただし Pro プランで Fable を使う場合は例外で、別途の従量課金クレジット(usage credits)を有効にして残高を入れておく必要があります。
申請の入口は次の4つです。デスクトップアプリ・IDE、ターミナル、申請用のリンクは Anthropic のヘルプページに載っているもので、設定画面のバナーは私の画面で確かめたものです。
/claim-credit コマンドここでは、claude.ai の画面から申請する流れを順に説明します。
まず claude.ai を開き、左下のユーザー名をクリックします。メニューが開くので、Settings を選びます。

設定画面が開いたら、左側のメニューから Usage を選びます(メニューにある Usage を直接押しても、同じ画面に入れます)。今のセッションと週ごとの使用率が並ぶ画面です。

まだ申請していなければ、この Usage 画面の一番上に、先ほどの「Claim a $250 bonus credit for cloud sessions」のバナーが出ています(上の画像は私が申請を済ませた後のものなので、バナーは消えています)。ここの Claim credit を押します。
claude.ai/code(Claude Code の Web 版)を開くだけでは、通常の Claude Code の画面が開くだけで、申請の画面が出ないことがあります。迷ったら、設定画面の Usage から入るのが確実です。
Claim credit を押すと、次の画面が出ます。

すでに GitHub を連携している人は、ここで手順2と3がすぐ終わります。
まだ GitHub を連携していない人は、次の流れになります。
まず、Claude Code の Web 版の初回案内(オンボーディング)が開きます。上部に「Your $250 credit for cloud sessions is waiting」と出ているのを確かめて、Continue with GitHub を押します。

ターミナルで gh コマンド(GitHub の公式 CLI)を使っている人は、同じ画面の「Connect from your terminal」から、ターミナルで /web-setup を実行して連携する方法も選べます。
Continue with GitHub を押すと、GitHub のサインイン画面が開きます。いつもの GitHub アカウントでログインします。

ログインすると、Claude GitHub App に、どのリポジトリへのアクセスを許可するかを選ぶ画面になります。全部のリポジトリを許可せず、cloud session で触らせたいリポジトリだけを選ぶのが安全です。
選び終わると「Connected to GitHub」と表示されます。私は GitHub アカウントを2つ連携したので「Linked 2 GitHub accounts」と出ています(アカウント名と組織名は伏せています)。Continue を押して次へ進みます。

連携が終わると、次の画面になります。

Usage 画面には、cloud session 用のクレジットが通常の利用枠とは別の行で表示されます。

申請の画面には期限が「3:59 PM GMT+9, October 8」と、日本時間で表示されていました。各社の報道では「10月7日まで」と書かれていますが、これは米国太平洋時間の10月7日 23:59 のことです。日本では10月8日の午後3時59分が締め切りになります。
使える期限も同じで、報道では11月4日説と11月5日説がありますが、画面の表示は「4:59 PM GMT+9, November 5」でした。11月1日に米国が冬時間に戻るため、米国太平洋時間の11月4日 23:59 が、日本時間では11月5日 16:59 になります。食い違いの正体は、時差の書き方の違いです。
使えるのは cloud session だけです。始める場所はいくつかあります。
claude --cloud コマンドターミナルから頼むと、こうなります。公式ドキュメントにある例です。
claude --cloud "Fix the authentication bug in src/auth/login.ts"
注意点が1つあります。--cloud が複製するのは、手元のフォルダではなく GitHub 上の今のブランチです。手元でコミットしただけでまだ push していない変更は、クラウド側には届きません。先に push してから頼みます(リポジトリに Claude GitHub App が入っていない場合などは、例外的に手元のリポジトリをまとめて送る動きになります)。
逆に、クラウドで進んだ作業を手元に引き取ることもできます。
claude --teleport
セッションの一覧が出て、選ぶとそのブランチと会話の履歴が手元のターミナルに移ります。手元の作業中のセッションをクラウドへ送る方向は、ターミナルからはできません(デスクトップアプリには「Continue in」というメニューがあります)。
使えないものもはっきりしています。
クレジットを無駄にしやすいのは、作業の中身ではなく、クラウド側の環境が手元と違うことに気づかず、準備のやり直しで時間を使ってしまう場面です。公式ドキュメントを読むと、手元との違いはかなりはっきり書かれています。
まず、クラウドの仮想マシンは毎回まっさらな Ubuntu 24.04(x86_64)です。手元が Mac でも Windows でも関係ありません。よく使う言語とツールは最初から入っています。
次に、手元にだけある設定はクラウドに持ち込まれません。ここが一番つまずきやすいところです。
CLAUDE.md、.claude/ 配下のスキル・エージェント・コマンド・ルール、.mcp.json など~/.claude/CLAUDE.md や個人のスキル、ユーザー設定で有効にしたプラグイン、claude mcp add で手元だけに追加した MCP サーバー(Claude から外部サービスを使うための接続)私のように、ホーム側の CLAUDE.md に運用ルールをたくさん書いている人は要注意です。クラウドで同じ振る舞いをさせたいなら、そのルールをリポジトリ側にコミットしておく必要があります。
足りないツールは、環境の設定画面にある「Setup script」に書いておくと、セッションの開始時に自動で入ります。公式の例はこうです。
#!/bin/bash
apt update && apt install -y shellcheck
このスクリプトが約5分以内に終わると、入れた状態が保存されて、次からのセッションはその状態から始まります。毎回インストールを待たなくて済みます。
ネットワークの初期設定は「Trusted」で、npm や PyPI などのパッケージ置き場、GitHub など、公式の許可リストにあるドメインには出られますが、それ以外のサイトには出られません。社内の API などに出たい場合は、環境の設定で許可するドメインを追加します。
$250 で何時間ぶん動くのかは、私が確認した公式の資料からは分かりませんでした。私もまだ消費の具合を測れていないので、ここは断言できません。
ただ、性質から考えて向いている使い方ははっきりしています。
claude --cloud を3回打てば、3つのセッションが別々に同時に動きます。手元のパソコンは1台のままです公式ドキュメントには、効率のよい進め方として「手元で計画して、クラウドで実行する」という流れも紹介されています。手元の Claude Code を計画モード(ファイルを読んで計画を立てるだけで、コードは書き換えないモード)で起動し、方針を詰めます。
claude --permission-mode plan
決まった計画をファイルに保存してコミットし、push してから、クラウドに実行だけを頼みます。
claude --cloud "Execute the migration plan in docs/migration-plan.md"
計画づくりは、人が判断しながら手元で進める。時間のかかる実行は、手を離してクラウドに任せる。役割を分けると、クレジットを「待ち時間の長い作業」に集中して使えます。
走っている途中で指示を足したいときは、別のパソコンからでも、ターミナルから一言送れます。
claude -p "テストが通ったら、変更点を README にも追記して" --cloud <セッションID>
送ったら返事を待たずに終わります。セッションIDは claude.ai/code の一覧で確認できます。
期限は11月5日です。1か月ちょっとしかないので、申請したら早めに1本、普段なら手元で半日かかる作業を頼んでみるのがよいと思います。
この後の記事では、cloud session にどういう仕事をさせると、どれくらいのクレジットが使われるのか、クレジット使用量の実測値を載せていくつもりです。どういう仕事をするとどうなるのか、具体的な使い方やコストもまとめます。
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参考: Anthropic ヘルプページ「Cloud sessions bonus credit promotion」(support.claude.com/en/articles/17152539)、Claude Code 公式ドキュメント「Use Claude Code in the cloud」(code.claude.com/docs/en/claude-code-on-the-web)、AI Tools Review「Claude Code $250 Credit: Cloud Sessions Guide (October 2026)」(aitoolsreview.co.uk)
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自社プロダクトは https://www.eln.ne.jp/products にまとめています。
上原正吉。EarthLink Network Co., Ltd. でAI開発をしています。2025年からClaude Codeを開発の主体に据え、今は20を超えるプロダクトを1人で同時に開発・運用しています。この連載では、その現場で実際に起きたこと(うまくいったことも、失敗も)を、数字と一緒に書いていきます。
また、AIで業務や開発を組み替えたい会社・チーム向けに、AI活用のコンサルティングも受け付けています。ご相談は www.eln.ne.jp からどうぞ。
EarthLink Network は、会社の全業務を AI で回すために、必要になったものを自社で作っています。いま作っているプロダクトの一覧と概要は、こちらにまとめています。
→ EarthLink Network が自社でつくっている18のプロダクト
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